昔のコードをまさぐったら
コードを探している。昔自分で書いたコードだ。
そんなに大きな実装ではない(おそらく数百ステップ)んだけど、また書くのは面倒な規模でもあり、バックアップのハードディスクを覗いてみた。
検索した条件が *.java を対象に "extends (J)?Applet" なんだけど、すっかり忘れていたいろいろが出てきた。
- 日本酒データベース:ニフティの日本酒フォーラムかどこかから入手したテキストのデータベースを加工して、Java 製の RDBMS にデータが突っ込まれている割と本格的なデータベースアプリ。
- サイト内全文検索システム:Applet のライフサイクルと Java のシリアライズを駆使した全文検索エンジン。Namazu のようなインデックス生成型で、分かち書きはなし。
- リバーシーとかマインスイーパーとか:簡単なゲーム。Visual Cafe に依存しているので動かなかった。アホか!当時の俺
- その他有象無象:自分でも覚えてないいろいろ。
Eclipse が出る前までは JBuilder を使い、その前は Visual Cafe を使っていたんだけど、Visual Cafe は 1999 年ぐらいの時代では、本当に使いやすかった。
Visual Cafe は Symantec の IDE なんだけど、使われている Java VM も Symantec 製で、おそらく Visual Cafe 用に最適化されていたのだと思う。Java が Java2 と呼ばれるようになっても Visual Cafe は Java2 に対応されず、おそらく VM を Java2 対応できずに、そのまま JBuilder に IDE 王者の座を奪われてしまった、というのが当時の印象。
閑話休題。
目的のコードは見つからないのに、初めて作ったケータイアプリとかが見つかり、これはちょっとうれしい誤算だ。ケータイ Java をやりたくて、ケータイをまだ持っていなかった僕は Java の仕様がまとも*1な J-Phone に決め、J-SH51 というケータイで初めてのケータイアプリを開発していたが、完成したものの起動に 1 分かかるという遅さ。作り方を根本的に変えなければならないと思っていたが、いまどきのケータイで起動すると数秒で起動するので、速度というのはまさに時間の問題なんだと再発見。
閑話休題。
結局目的のコードは見つからなかった。当時開発に苦労したから必ずバックアップが取ってあるはずだと思うんだけど、だとするとバックアップ先は MO メディアの中だろうから、取り出すのが一苦労で、その苦労と新規に書く苦労ではどちらがどれだけ時間の節約になるだろうかと計算中なう。
*1:DoJa は独自仕様なので当時から好きではなかった