Nintendo 3DS LL 分解掃除

久しぶりに 3DS LL を起動したら A ボタンの効きが悪かった。
具体的には下側を押すと反応するけど、真ん中より上を押す場合はかなり押し込まないと認識しない。

任天堂のサイトを見ると、修理は 3000 円ぐらいで、10 日から 2 週間ほどかかるとのこと。
3000 円は出せるけど 2 週間は待てないので、自分で治すことにする。

まずは分解。

分解はこのサイト 分解工房・NINTENDO 3DS LL/ABXYボタン交換修理方法 を参照した。非常に分かりやすかった。

ABXY ボタンはここなんだけど、基盤にシールが張ってあって、そのシールにドーム状の金属が収まっている。

なるほど、ボタンを押すとドーム状の金属がへこんでショートする仕組みなのか。
この時点でペコペコしてる。
ボタンがヘタったらこのシールを交換すればいいんだな。

見た目はきれいだけど、A ボタンだけ効きがわるいのはこのシールの下が原因に違いない。
思い切って剥がしてみた。

ビンゴ! なんか知らないけど汚れてる。
これをきれいに拭き取ればいいだけなんじゃね?
エタノールみたいなものがあれば一番良いんだけどそんなものはないので、薄めた中性洗剤と水を綿棒の両端にしみさせて、最後に乾拭きした。

まあまあきれいになった。
これで改善されているか確認するために、組み立ててみた。

ボタンはバッチリ効くようになったが、上液晶が映らず、下液晶もノイズが入っている。
組み立てた際にフレキがうまく刺さっていなかったようだ。

慎重に組み上げたところ、もとに戻った。
良かった良かった。



分解掃除してみてやってみてわかったこと。

  • 内部にものすごい量のホコリや割と大きな糸くずも入り込んでいた。不具合の原因になるのでそれらはきれいに取り除いた
  • 分解より組み立てのほうが数倍難しい。特に下の基盤と上の基盤を繋いでいるフレキの長さに余裕がなく、そこが組み立ての鬼門
  • 分解は自己責任。僕は壊れてしまったら New 3DS を買う覚悟だった
  • 作業は 4 時間ほどかかった。二回目の分解と組み立ては 30 分ぐらいでできた
  • 分解して組み立てたことで愛着が出た。ボタンと十字キーのシールは 80 円ぐらいで売っているのでひとつ注文して手元においておくことにした