ドラクエ9レビュー

ドラクエ9のまとめ Wiki を見て、やったつもりになったので、記念にレビュー。

ドラクエ1の頃からある伝統的な呪文なんだけど、似た系統として「メラ」「イオ」があり、単体、全体に対して1グループという中途半端さがあいまって、影が薄いからか。xxの杖などの使用効果が同様に1グループで、MPを消費しないからさらに分が悪い。実際なくなっても誰も文句を言わないところを見ると、もはやいらない子だったってわけだ。代わりに追加された闇系呪文が、なんと言うか、この先オンラインゲームになる布石のように思えてならない。

  • アイテムがとても多い
  • イベントがとても多い
  • 称号がとても多い

これらの多さを見て、やる気が出る人とやる気がなくなる人がいると思う。若かりし日の僕は前者だった。今は後者だ。結局RPGというジャンルのゲームは何かというのも悟ってしまった。僕はドラクエがやりたいんじゃなくてドラクエというインターフェイスで思うままにフラグを立てまくりたいだけなんだ、ってね。ストーリーを楽しむ派の人に「それの何が面白いの?」と聞かれたらやり込み派として「ゲームってそういうもんじゃない?」と答えたい。ただ、僕がドラクエ9をもしやるなら、簡単に見積もって大体2人月は工数が必要なので、軽はずみに受注できない。

  • 終わりがない

レベル99になったらレベル1に戻れるという仕様、ゴールドはあってもあっても足りないという仕様で、クリア後も楽しめるんだけど、これはいわゆる本開発の後にサポート契約が必須という落とし穴でもあり、ずるずると引きずられてしまうことになりそうだ。

マルチプレイで敵が落としたアイテムは、全員が入手できるという仕様。これまでのオンラインゲームでは、このドロップアイテムをめぐって、一悶着二悶着あり、リアルにまで影響が及ぶことも少なくない、とても厄介な問題だったんだけど、小学生のクラスメイト同士でやって、いじめなどに発展しないようによく考えられた仕様だ。あるいはまったく何も考えていないのかも知れない。ただ、この仕様でGoを出したプロマネには敬意を表したい。僕ならGoは出せない。

  • ストーリー

このところのスクエニの定番でもある、些細なことから始まって、やがては世界を救う、みたいな感じだ。ドラクエ8もそんな感じじゃなかったっけ?FF12もそんな感じだったっけ?ドラクエ7は知らないけど、そんな感じのような気がする。この手の、だんだん盛り上がってくる、みたいなのは日本人好みなんだろうな。ドラクエは日本人が日本人のために作っているゲームだから必然といえばそのとおりか。

  • Wi−Fiイベント

オンラインゲームのように、本当にイベントが配信されてくるのならたいしたものだ。でもたぶん、あらかじめ組み込まれているイベントのフラグを単にWi−Fiで立てるだけなんだろうけど。さらにWi−Fi配信は一年間だけというのも驚き。これは逆に言えば、一年後はもうサーバを維持するほどまで出荷が延びない、ということなんだろうな。でも、サーバ維持費なんてたかが知れてると思うんだけど、配信をやめちゃうのは任天堂に払う月々の何かが結構高いのかな?

ということで、やってもないのにやったつもりでレビューしてみた。この前友達が「しばらくやるつもりないけど予約して買ったからあげようか?」となにやら意味不明な提案をしてくれたけど、ドラクエというタイトルだけで、やるつもりのない人にまで予約して買わせてしまうあたり、ドラクエはやっぱり特別なんだとしみじみ思う。