重力最強 #2

光が重力を振り切って出てこれない、ということは、重力が引く力の速度(という理解をしている)が光の速度を上回っているということなんじゃないかとずっと思っていたんだけど、相対性理論によると、光の速度よりも速いものはないということになっていて、ずっと釈然としなかった。そこについて説明がされている本を持っていなかったし、パソコンを使うと現実に引き戻されるのでインターネットで調べたこともないためだ。


今回買った本には、ブラックホールへの落下速度が光の速度を超えると、光すら脱出できない、と書かれていた。また、重力波の影響は光の速度で伝わる、とも書かれていた。ブラックホールへの落下速度と事象の地平線がうまく結びつかないので(速度を限りなく0で事象の地平線を超えた場合、次の瞬間、光よりも速い速度になっているということだ)別のもやもやができたわけだけど。

重力最強 - satosystemsの日記

太字の部分、間違ってるような気がする。

今の僕の理解だと、重力は時空をゆがめ、ブラックホールほどの質量で時空をゆがめると、そのゆがみは無限大になる。一方、光は空間をまっすぐ進むわけだけど、その空間が無限大にゆがんでしまっているため、脱出不可能である、という感じ。

重力は、何光年も離れた場所にさえ作用するんだけど、光でさえ年単位の時間がかかるわけだから、重力の作用だって、最速でも光と同じだけかかってしまう。たとえば、太陽と冥王星は重力によって関係を保っているんだけど、太陽の重力が冥王星に届くころには、冥王星は既にその場所にはいない、にもかかわらず、冥王星は太陽の周りを回り続けている、というのはどういうことなんだろう、ともやもやはやはり続くのであった。