Eclipse でも Haskell したい #2

Eclipse でも Haskell したい #1 - satosystemsの日記の続き。

Haskell には、Perl で言うところの CPANRuby で言うところの Ruby Gems である Hackage というモジュール管理システムがある。cabal というツールを使って、簡単に必要なモジュールをインストールすることができる仕組みだ。

ここに登録されているモジュールは、単体で動くものもあれば他のモジュールに依存している場合もある。今回ハマったのは Scion という Haskell IDE Library の導入に関して。

使用しているシステムは Ubuntu 10.04 LST で、このバージョンで提供される GHC は 6.12.1。いささか古い。

Hackage に登録されている Scion は 0.1.0.2 で、これは GHC 6.10.0 〜 6.12.0 未満までを対象にしている。ギリギリアウト。

Scion は Githubソースコードが公開されていて、最新版は 0.3。

まず、新しい Cabal が必要で、別途インストールしなければならない。新しい Cabal を使うにあたり、新しい GHC が必要で、7.2.1 をインストール。Scion がいろいろ要求し、それぞれのモジュールを依存するバージョンでインストール。

依存関係が全てクリアされて(これが結構面倒くさい)、インストール可能になったんだけど、よくわからないエラーでインストールできず。

Scion がなくても Eclipse FP は動作するんだけど、これがないとコンテンツアシスト機能が使えないので(手元の環境では使えないため)、Eclipse 上でコーディングするモチベーションがなくなってしまう。

Hackage に登録されている Scion が少ない&古いのが第一の問題、Ubuntu 10.04 LST で Haskell-Platform が提供されないのが第二の問題だと思う。