南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏の意味を妻から教わった。
中国語では「南无阿弥陀佛」と書き、発音は「なむぉあみとぅぉふぅー」と読む。
仏教はインドに由来していて、中国に伝わった際に発音に漢字が当てられ、それが日本に伝わり音が訛ってしまったため、本来の発音は中国語の方が近い(と思う)。
お釈迦様が悟りを(妻曰く、頭の中で蓮の花が)開いた際に、自然や宇宙のすべての理がわかったということらしく、阿弥陀仏というのはそうした悟りの境地(無限の空間と無限の時間)を意味するらしい。
「阿弥陀仏」とはアミターユス(無量寿)仏、アミターバ(無量光)仏を言う。「無量寿」とは時間的概念の不在、「無量光」とは空間的概念の不在を意味する。つまり「阿弥陀仏」とは、時間的空間的概念を超越した悟りの境地を象徴する言葉である。
南無というのは「帰依する」という意味で、「悟りの境地に憧れる」という意味だと思う。悟りを開けばそれは極楽浄土にたどり着くだろう。ここで言う極楽浄土とは、実在する場所ではないような気がする。