エルミナージュとかアンテナに引っかからなかったし

ゲームをやらなくなって久しい。

といっても半年ぐらいか。シレンがフリーズして以来だ。といっても再開したわけではない。

僕が好きなゲームのジャンルでトップクラスに分類されるものに Wizardry タイプがある。古き良き、3D ダンジョン捜索型 RPG だ。

久しぶりに Wizardry でググってみた。ゲームを卒業した天界人も、たまには下界を見下ろす必要があるためだ。っつーか、もし良作が見つかったら何時でも堕ちるためだけどね。

話はそれるけど、僕のここ最近(といっても数年はさかのぼるが)の Wizardry 遍歴を一部紹介しよう。

BUSIN 0(PS2

ウィザードリィにしてウィザードリィにあらず。でも結構遊べた。だけどやっぱりこれはウィザードリィではない。シナリオとか NPC とかは抜群にいい。

ウィザードリィ サマナー(PS2

あまり記憶にない。操作性とゲームバランスがとても悪いので、長く続けられない。どこが作ったの?タイトー?なんだ、タイトーか、じゃあダメな訳だ。

ウィザードリィ サマナー(GBA

ヤフオクで 2000 円で即決だったから、魔が差してしまった。GBA 版で少しは改善されているかと思いきや、操作性とゲームバランスまで含めて完全移植。タイトーだって知ってたら買わなかったのに。

ウィザードリィ アスタリスクNDS

ウィザードリィを知らないプロジェクトマネージャの元で、外注会社を使用して作った、って感じ。まったくウィザードリィへの愛が感じられない。バグも多いし。どこの会社?スターフィッシュ?知らんなぁ。

ウィザードリィ外伝 〜五つの試練〜 Five Ordeals(PC)

PC 専用のウィザードリィだ。中高の頃、PC-9800 かなんかで Wizardry V をやっているクラスメイトがうらやましくて死ぬかと思ったけど、いよいよリベンジの時が来た、って感じか。ウィザードリィとしては、とてもとても高い完成度なんだけど、おいらプログラマだから、PC 上でゲームを与えられると、ズルしちゃうんだよね。シナリオエディタで自分がシナリオを作ったり、第三者のシナリオを遊んだりできるので、まじめにやってれば、かなり遊べたはず。おいらの馬鹿馬鹿!

こんな感じだ。

要するにっ!ウィザードリィを買うときは、製作元がどこか、というのがとても重要だってことだ!

PC 版をファミコンに神移植した、GB の制限下であれだけ面白い外伝を作った ASCII が新作を出したなら、自分で買って、親にも勧めるつもりだ。

逆に言えば、タイトースターフィッシュウィザードリィはもう絶対買わないってこってす。特にタイトー。お前らは深く深く反省し、もうウィザードリィの企画を挙げるな、通すなよな。

閑話休題

そもそもウィザードリィとは何ぞや、って言うのを、記憶を頼りに書いてみる。

まず、どっかの国の大学生二人が Wizardry #1 を作った。この二人は共通の嫌いな友人「マーフィー」がいて、というのは有名な逸話。そんなこんなで Wizardry はシリーズ化して、この二人が作った会社はウハウハ?だけど、つぶれちゃった。何でかって?たぶん #6 以降が糞すぎたからじゃないかなぁ。

Wizardry の商標は別の会社に移ったけど、その会社は Wizardry の商標をライセンスするだけのアコギな商売をしていて、結果ウィザードリィはいろいろな会社から世に送り出されることになった。BUSIN はこれで世に送り出されたんだけど、中には学園もののウィザードリィなんかもあったりして、良くも悪くも功績を残している。

んで、この会社もつぶれちゃったのかな、たぶん。ライセンスの仕方にもよるけど、1 コピーあたりいくら、という方法だったとしたら、いくらタイトルを増やしたところで売れなきゃ意味がなく、それでつぶれちゃったんだとしたら、なんということでしょう!

現在、ウィザードリィという商標はどこにあるのかはわからないんだけど、その名前を使うのは難しいみたい。だから、今後はウィザードリィみたいなゲーム性でもウィザードリィと名乗れないから、新作を出しても多くのファンは気がつかないだろうね。僕もそうだ。

で、今回気がついたのが時代の流れによってウィザードリィと名乗れないウィザードリィ、その名もエルミナージュ

評判はとてもよい、システムもよい、まとめ Wiki を見るとこれまたよくできているように感じさせられる。画像がややしょぼいか。でもまあ許容範囲。PS2 版と NDS 版があるけど、NDS 版は PS2 版からきちんと改良が加わっている。ロード時間とか。

でも、会社がスターフィッシュだ。絶対買わないと決めたスターフィッシュだ。ああ・・・。