交通事情
北京はオリンピックをきっかけに地下鉄が以前に比べかなり整備されたけど、それでも日本の首都圏に比べるとすかすかで、行きたいところに行くことができない。
地下鉄の代わりに使うのがバスかタクシーだ。
まずはバスから。北京市内でおよそ 800 路線あると言われているバスは、市内で行けない場所がないと言っても過言ではない。ただし、その複雑さは東京の地下鉄どころの騒ぎではなく、地元の人間でも把握できないほどだ。おのぼりさんや僕のような外国人は、まず自分がいつも使う路線以外はわからないだろう。
そんな人々の助けになるのがタクシーだ。僕の感覚では、走っている車の 1/5 はタクシーだ。朝の通勤ラッシュと夕方の帰宅ラッシュを除けば、拾うのはとても簡単。地下鉄やバスに比べると値段が張るのが欠点かな。
まとめると以下のような感じだ。
手段 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
地下鉄 | 時間に正確、安い | 路線が少ない |
バス | とても安い | 複雑、時間にルーズ |
タクシー | 確実、拾いやすい | 高い |
参考までに値段もさらしておこう。
地下鉄は、どこまで行っても、路線を乗り継いでも 1 乗車 2 元。バスは 1 乗車大体 1 元。IC カードで乗車すると 0.4 元。タクシーは初乗り 10 元。5km 以降は 1km あたり 2 元。
ちなみに現時点でのレートは、1 元 ≒ 15 円といったところだ。