彼女の誕生日

彼女の誕生日に誕生会を行った。

中国には旧暦というものが未だに社会に根強く染み付いていて、誕生日は旧暦の誕生日で祝う、という習慣が結構あるそうだ。

若い人や都会の人は旧暦を重要視しないみたいだけど、彼女は旧暦のほうが重要と考えているようだ。

僕がホストを勤めるので、これはもう日本料理店でお祝いするしかないっしょ、ということで、以前、会社の副社長に連れて行ってもらった高級懐石店に予約。誕生会の参加者は、彼女、彼女のお父さん、彼女のいとこのお姉さん、そのだんなさん、そして僕だ。

中国の習慣として、食べきれないほどの料理でもてなす、というのがあり、中華料理で食べきれないほど注文するのはとても簡単だけど、懐石料理だとこれがとても難しい。でも、ここでがんばっても損はない、とガンガン注文。値段はまったく無視。

ケーキもあらかじめ予約しておいた。29 センチサイズ。はっきり言って 5 人で食べきれるはずないんだけど、食べきれないことに意味があるので問題なし。

料理はそんじょそこらの「日本式」の料理ではなく、本物の日本料理で、味のほうは銀座レベル(銀座行った事ないけど)。彼女はもちろん、全員に喜んでもらえた。

会計時に値段を聞いてちょっとだけびびった。一回の食事の金額としては、過去最高を更新した。そしてもう更新されないかも知れない。社長が出てきて名刺を差し出され挨拶された。なるほど、これぐらい金を使うと、社長が出てくるのか、というのも勉強になった。