コンピュータ対プロ棋士

やねうらお氏のブログエントリは総じて面白いんだけど、その中でも将棋に関するエントリは読み応えがある。

最近、ドワンゴがスポンサーになって、コンピュータ対プロ棋士の対局が行われた。

コンピュータソフトウェアを開発する側の立場で、やはり以下が一番気になった。

さて、ここで、開発者にお金がいくら入ってくるのか見ていきましょう。(多額の賞金がもらえるなら私も本気でコンピューター将棋を開発しようかなと思ったり…)

まず、今回の対局でドワンゴから日本将棋連盟に1,000万円。そのうちのいくらを対局者である米長会長が受け取るのかは公開されていません。ではボンクラーズの開発者である伊藤さんのほうにはいくら入ってくるのでしょうか?

なんと0円!! 開発者には0円です!! うわー、マジですか。半分ぐらいもらえるのかと思ってましたが。0円とは…。

電王戦リアルタイム実況 by やねうらお - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ


例えばドワンゴがスポンサーになって、ロボット対力士にの対戦に1000万用意されたとして、日本相撲協会が1000万総取り、白鵬にいくら支払われるかは公開されていないものの、ロボット開発者には一銭も支払われません。ロボット相撲大会で優勝するようになるまでには、開発にものすごく時間も費用もかけ、当日も搬入や移動があり、本業の仕事を休んでまで対戦しているにも関わらず、です。

以下はその他の感想。

  • これ(清水市代女流王将vs.あから2010 生中継 - やねうらお−ノーゲーム・ノーライフ)の続きで、プロ棋士とあからが対戦する、という話があったような気がするんだけど、どうなったんだろう?
  • コンピュータ麻雀の大会って開催されないなぁ
  • 将棋はなんで王が取られるまで指さずに、「負けました」とかって自己申告させるんだろう。だからテレビで見てても「どうして負けなの?」みたいな疑問が残るし、解説は説明しないし