Great Firewall

中国に来て、インターネットで一番困っていることは、中国政府によるインターネットの検閲だ。簡単に言うと、有害な、またはそれに順ずるページにアクセスできない。

仕組みはたぶんこんな感じ。

中国のインターネットは、ごく少数の海底ケーブルで海外に接続されていて、そのおおもとの部分で、ドメインやらキーワードやらをフィルタリングして、リクエスト元にレスポンスを返さないということだ。

僕の4ヶ月ぐらいの感想は以下のような感じ。

未知なる物は許可せず

新しめのドメインは弾く方針のような感じがする。確証はなし。単なる感触。

管理がいい加減

www.android.com はよくて developer.android.com はダメ。どういうこと?今はこれが一番困る!

エッチなのはいけないと思います

アダルトサイトにはアクセスできない。ということになっている。確かに有名なところ(?)はことごとくブロックされる。

大手検索サービスが協力している

Google や Yahoo が中国政府の検閲に協力している。特に僕は Google をよく使っていたので、これはとても困る。一番自由なのは百度という中国発の検索サービスだけど、インデックスが中国国内に偏りすぎているので、外国人向けじゃあない。www.baidu.jp という日本向けのサービスもあるけど、インデックスがしょぼすぎて使う気にならない。

著名なサイトがブロックされる

本日時点で、アクセスできないのは以下のとおり。

  • YouTube
  • Blogspot(Google のブログサービス)
  • FC2 ブログ
  • その他たくさんの動画サービス
  • その他たくさんのブログサービス

動画サイトはまあよいとして、ブログサイトがブロックされるのは本当に勘弁。アクセスできないなら、最初から検索結果に出さないでください >> Google 先生


どうしても見る必要があるサイトは、時間がかかるのを承知でプロキシサーバを使用して見ていたんだけど、そのプロキシサーバが Great Firewall でブロックされるようになってしまったので、また別のプロキシサーバを探さなければならない。トホホ。