Ubuntu 12.04 LTS のセットアップメモ

Ubuntu 12.04 LTS への切り替えメモ。

Unity が使いにくい。慣れの問題以外に色々問題がある。

悩ましい問題

Alt+半角/全角キー

Alt+Tab でアプリケーションの切り替えは OK。普通の操作だと思う。

しかし Ubuntu で採用されている Unity では、Alt+半角/全角が、同一アプリ内のみでのウィンドウ切り替えという特殊なキーバインドになっている。

なれると便利なのかもしれないけど、これって普通は IME ON/OFF の切り替えでしょ?しかもこのキーバインドは設定変更できない。

無意識に押してしまうキーバインドなだけに、これは悩ましいを通り越して痛すぎる。

Mozc の設定

過去使っていた Mozc は設定ができたのに、今使っている Mozc は設定画面が開けない。

なんで設定ボタンが活性化してないんだろう?

標準で入っていた Anthy も設定ができない。

僕は半角スペース派で、IME が ON の時もスペースは半角で入力したい。Mozc はそういう設定ができるはずなんだけど、肝心の設定画面が開けない。

解決:
以下に設定画面の表示方法が載っていた。

Ubuntu11.04 での mozc の導入手順 - わからん

ibus-setup から起動できないのはアレだけど、頻繁に開くものではないので、とりあえず良しとする。

Tomboy自動起動させたい

ログイン時に Tomboy を常駐モードで自動起動させたい。

単なる自動起動は出来るんだけど、それだとメモも開いてしまうので鬱陶しい。

Tomboy は標準でインストールされなくなってしまったアプリなので、メモは Evernote を使ったほうが良いかもと思ったり思わなかったり。

Unity のワークスペースを切り替える際のちらつき

GNOME の仮想デスクトップ切り替えは非常に良くできていたんだけど、Unity のワークスペースは、切り替える際にちらつきが発生する。

具体的には

という具合。

作りこまれていないだけでそのうち改善されると思うんだけど、なんだか Windows 上の仮想デスクトップソフトと同じ程度でがっかり。VMware との相性も大変よくない。

Unity のユニバーサルメニューにウィンドウタイトルが重なる

時々ワークスペースをまたがってアクティブなウィンドウを切り替えようとすると、ウィンドウの位置が微妙にずれてユニバーサルメニューにウィンドウタイトルが重なってしまう。

こうなると、そのウィンドウを移動することが実質不可能になってしまう。

Unity のランチャー

現在起動しているアプリのアイコンがランチャーに現れるんだけど(Mac のドックとほとんど同じ)、これが時々消える。消えてしまうと、Alt+Tab にも現れないが、消えたアプリを再び立ち上げるとアイコンは消えたままアプリがアクティブになる。再現性がわからない。

Eclipse などのアイコンを持たないアプリは、ここに登録するのにわざわざ .desktop(Windows の .lnk とほとんど同じだが、テキストなので編集が簡単)を作らなければならない。

.desktop をこしらえるのはいいけど、アイコンが消えるのはご勘弁。



とひと通り愚痴ったところで、設定メモ。

なお、Unity がこういう状態なので Kubuntu に移行しようかと思ったんだけど、今後はサポートされないという事で、悩み中。

2012年2月8日 理由は"ビジネスにつながらないから" ─Canonical,Kubuntuのサポート停止へ:Linux Daily Topics|gihyo.jp … 技術評論社

日本語ディレクトリ名を英語に変更

変更前。

以下のコマンドで変更。

LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

変更後。

シェルを多用するので日本語だと扱い辛いため。

変更対象のディレクトリにファイルがあると、古いディレクトリが消えないので、最初にやってしまうのが吉。

日本語環境リポジトリを追加

以下に日本語リポジトリを追加する手順がある。

Ubuntuの日本語環境 | Ubuntu Japanese Team

一番の目的はパッチの当たった unzip で日本語ファイル名が化けないようにすること。

Synaptic をインストール

Ubuntu 12.04 LTS では、Synaptic が Ubuntu ソフトウェアセンターというものに取って代わられている。

Ubuntu ソフトウェアセンターは、簡単に言うと Mac App Store のようなもの。フリーのアプリもあれば、有償のアプリや書籍も扱っていて、はっきり言うと目的のアプリが探し辛い。

例えば Chrome を検索した場合。

Chrome 自体がないのははっきりした。Chromium が出てくるのもよいでしょう。Epiphany は、WebKitGTK+ をエンジンとして実装されているブラウザで、説明文に「WebKitSafariChrome で使われている」とかかれているため引っかかったのでこれもまあよいでしょう。

問題は、その他の電子書籍。ソフトウェアを検索しているのに電子書籍が出てくることがまずよくない。説明文にキーワードが埋め込まれていたら、主要なアプリの検索でことごとく出てきてしまう。電子書籍を売るのが悪いのではなく、検索スキームを分けるべき。

ということで、Synaptic をインストール。

メインで使用するのは apt-get だけど、時々補助的に使用したいため。

sudo apt-get install synaptic

先程日本語環境リポジトリを追加した際のアップグレードをここでしておきましょう。

Vim 完全版をインストール

Ubuntu は、標準で入っている VimVim-tiny というサブセット版なので(サイズの都合からかな)、完全版をインストールする。

sudo apt-get install vim

Mozc をインストール

Mozc とは、Google 日本語入力のベースになっている IME。標準では Anthy という IME が使われているが、使用に耐えないので早々に入れ替えるが吉。

sudo apt-get install ibus-mozc

インストール後、ibus-daemon を再起動。通知領域から再起動してもよいし、ログアウトして再起動してもよいし、コマンドで再起動してもよい。

コマンドの場合は以下の通り。

ibus-daemon -drx

ibus はなんかおかしいので、面倒でもログアウト再起動することをおすすめする。

・・・

お帰りなさい。

ibus の設定で Mozc の優先順位を上げ保存する。

というか、一覧から消してもいいと思います。僕は消しました。そしてアンインストールしました。

Mozc の設定画面は以下のコマンドで呼び出し。

/usr/lib/mozc/mozc_tool -mode=config_dialog
/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=dictionary_tool

それぞれ、設定と辞書ツール。

Chromium のインストール

Ubuntu はデフォルトで Firefox ですが、僕は Chrome 派なので、Chromium をインストールする。

Google から Chrome がリリースされていますが、Chromium で十分なので、リポジトリからインストール。

sudo apt-get install chromium-browser

ちなみに ChromiumChrome

  • Chrome の方が安定している
  • Chrome は地域や利用状況を Google に送信する

ぐらいの違いです。

Chromium をデフォルトに設定したら、Firefox はアンインストール。

VMware Player をインストール

VMware Player は VMware からダウンロードできる。現在の最新は 4.0.3。

しかし Ubuntu 12.04 では VMware 4.0.3 が起動しない。カーネルのバージョンが合致しないためっぽい。

以下のブログで解決策が得られた。感謝。

やすメモ: VMware player 起動エラー

Tomboy のインストール

Ubuntu 12.04 LTS では Tomboy が標準で入っていないので、インストール。

sudo apt-get install tomboy

Tomboy は Mono 上で動作するアプリケーションなので(だから Windows 版もあるのだが)、それ故にランタイムも含めるとサイズが大きいため、泣く泣く削られたのだろうと推測。

Dropbox のインストール

パーソナルクラウドはたくさんあるけど、Linux に対応しているのは DropboxUbuntu One ぐらい。

Ubuntu One も Tomboy 経由で使ってるけど、本命は Dropbox なので、インストール。

Install - Dropboxからダウンロードしてインストールしても良いんだけど、Ubuntu ソフトウェアセンターからインストールする方が、後々楽かも。

Ubuntu ソフトウェアセンター様、先程は dis ってしまい申し訳ありません。。。

Unity のワークスペースを追加する。

以下コマンドで CompizComfig Settings Manager をインストールする。

sudo apt-get install compizconfig-settings-manager

かなりいろいろな設定が可能なようだ。

一般オプションからデスクトップサイズを選択し、好みのサイズに変更する。変更は即座に反映される(保存ボタンのようなものはない)。

Java のインストール

以下ブログを参考に Java7 をインストール。

Ubuntu 12.04 LTSにOracle JDK7をインストールする - CLOVER🍀

Skype をインストール

公式サイトでバイナリを配布している。

Download Skype | Free calls | Chat app

上記からダウンロードしても良いんだけど、例によって Ubuntu ソフトウェアセンターからインストール可能なので、そちら経由で入れてみる。

先程は dis ってしまい(ry

NFS を使用できるようにする

以下コマンドで NFS をインストール。

sudo apt-get install nfs-common

サーバとクライアントの設定等は細かくなるので割愛。

WebDAV をマウント

davfs をインストール。

sudo apt-get install davfs2

/etd/fstab には、以下のようなエントリを書いておく。

https://example.com/foo /home/ogata/example davfs user,noauto 0 0

Git をインストール

何かとなくてはならない Git をインストール。

sudo apt-get install git

Subversion をインストール

何かとなくてはならない Subversion をインストール。

sudo apt-get install subversion

Android adb が起動できるようにする

以下のようなエラーが出て起動しなかった。

adb: error while loading shared libraries: libncurses.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory

libncurses が足りていないという事でインストール。

sudo apt-get install lib32ncurses5

Gnome Tweak Tool をインストール

Unity は見た目が今ひとつで、たいていは我慢できるんだけど、ツールチップが黒というのがかなりストレス。リスト背景が薄いグレーで、反転色が白なのも見づらくて困る。

ということで、テーマを導入。

sudo apt-get install gnome-tweak-tool

これを導入して、システム設定 -> 外観 -> テーマの部分を一度でも変更すると、ツールチップが黒から水色に変わる。テーマをデフォルトの Ambiance から Adwaita に変えることで、反転色が水色になるので、ストレスがなくなる。

まだ続くよ。