入籍しました

中国では去年 12 月、日本では今年 1 月に、入籍が完了しました。

手続きを進める上で、このページ(中国人との国際結婚手続き手順)がとても参考になりました。

簡単にまとめておきますか。

STEP1.婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書

これは、僕が独身である、ということを証明する書類なんだけど、僕が独身であることを証明するのに、婚姻予定相手の身分証明書が必要、という、不可思議な手続きだった。

中国の戸籍は、日本のそれと違って、自分自身で管理することになっている。日本の場合は市区町村が管理していて、都度「写し」をもらうんだけど、中国の場合は原本管理なので、ちょっとだけ大変だった。

僕の戸籍謄本も必要だったんだけど、これはおばあちゃんに取りにいってもらった。足が痛いのに遠くまで足を運んでくれてありがとう!

STEP2.中国での婚姻手続き

彼女の戸籍のある場所で婚姻手続きを行う。ちょっと遠いので、工程は1泊2日。

「結婚証」という証明書を作成して(これも戸籍と同じく原本)渡されるんだけど、この時点で中国での入籍は完了。ただ、この後、日本での入籍を行うために、公証処で証明書を発行してもらう必要があり、この結婚証に記載されている名前とパスポートの名前が異なるというトラブル発生。僕は日本人なのであまり関係ないけど、例えば「デイビット」という名前の外国人は「大卫(だーうぇい)」という当て字を使わなければならない。「マリー」なら「玛丽(まぁりぃ)」だ。

だけど、パスポートにこの中国語の名前が記載されているはずはなく、僕のパスポートも漢字の名前は一切記載されていないので、証明書は発行できない、といわれてしまった。

結婚証を作成した機関の偉い人と直接話をしてもらって、証明書は作ってもらうことになった。

ちなみに、参考にしたホームページには

「自分および相手は独身であり、三親等以内ではなく、相手の健康状態を把握している。中華人民共和国婚姻法の規定により、これより夫婦となる」

という内容の中国語の声明文を読まなければならない、と書かれていたんだけど、省略されてしまった。

STEP3.中国で公証書発行手続き

公証処で書類を作ってもらったら、それを日本側の都合でそれを日本語に翻訳しなければならない。

公証処でも翻訳してくれるんだけど、時間がとてもかかるというのと、翻訳費も安くない(4500 円程度)なので、僕が自分で翻訳することにした。

とりあえず原文を e-mail で送ってもらって、北京に戻ってから翻訳。証明書は 3 通作ってもらって、翻訳もそれなりに時間がかかるだろうな、と思っていたら、証明書 3 通すべてが 1 枚ペラなので、翻訳は 1 時間もかからなかった。

日本側の要求で、翻訳文には翻訳者名を記載しなければならないことになっていたので、自分の名前を入れていたんだけど、後日作成された正式な証明書からは翻訳者名が削られていた。

公証処に文句を言う前に、日本大使館に問い合わせたら「入籍を中国で行うのであれば、特に問題ない」ということ。日本大使館の職員は、日本人も中国人も、日本語と中国語がペラペラで、もしかすると中国で入籍をする場合、翻訳は必要なかったのかも知れない。

それから、彼女の国籍公証書というものも公証処で作成したんだけど、中国での入籍時にはこれは必要なかった。入籍をする市区町村によっては必須だ、ということなので一応作っておいた。

STEP4.日本で婚姻手続き(中国でも可)

入籍は、国際結婚の場合、日本人本人だけで済ませられる。

知り合いに「まず先に中国で入籍してから日本で入籍しないと、順番を間違えると中国で入籍できなくなるよ」と何度も言われていた。理由は、最初に必要な書類「独身証明書」が日本で先に入籍してしまうと作れなくなってしまうためだ。

だけど、独身証明書⇒中国で入籍⇒結婚証⇒結婚証明書⇒日本で入籍、という順番なので、いきなり日本で入籍しようとしても、中国で入籍していない限り不可能なため、順番を間違えて取り返しの付かないことになることはない。

今回はここまで。

今後、

  • STEP5.日本で在留資格認定証明書申請
  • STEP6.中国で「日本人の配偶者等」ビザの申請
  • STEP7.日本で外国人登録書申請

というステップがあるんだけど、半年後を目処に STEP6 まで進めることにしよう。